そのノートが終わるまで



「本当に、どこにもいかないの?」

また、縦に動いた。


「あのね、私親が居ないの。2人とも」

「…うん」


話してもいいような気がした。

チカチカと思い出される過去を。


「でもね、はあ、泣かなかったの。はあっ、悲しく、なかった、から」

「菜緒?」

苦しい…。

なんで?話してもいいでしょ?


「だ、ってね、、」

「菜緒!」

ちゃんと、言わないと。


「わ、たし、は、」


「菜緒!しゃべらなくていい!」


「なん、で、とめ る、の」

「しゃべるな!」