そのノートが終わるまで



始まったら、終わりまで。

「離れないって。どこにもいかないって言ったのに。ぜーんぶ嘘だった。」


何もかもが嘘でできていた。


「俺は嘘をつかない」


「だからもう人間は信じない。」


信じ、られない。


人は嘘でできているから。



「…好きって言ったの、嘘だよ。」


だから私も



嘘をつく。




「菜緒、、」


全部全部、偽りで。



「契約、結んだもんね。だからこれからも今まで通り。」


「菜緒、なに言って…」


「もう、帰って。」

「……わかった。」