ダメだ、不覚にもまたドキッとしてしまった。 きっと、今私の顔は真っ赤だろう……。 「てかさ、俺ら最初隣りの席じゃなかったら こんな仲良くなってないよな。」 「私、最初苦手だったけどね(笑)」 「あー、やっぱ? なんとなく気づいてた(笑)」 「え、そうなんだ?」 「理由は分かんないけどね。 …あ、理由何なの?」 「えっとね………」 そう、あれは高校に入学したばかりのこと――――。