「ふあーー、花那ちゃんありがとうっ!めっちゃ美味しかった〜。
お土産までっ!絶対大切に食べるからね」


花那ちゃんが焼いてくれたクッキーは、やっぱり美味しくて私は口に運ぶ手が止まりませんでした。


その上かわいくラッピングしたお土産までくれて……!

私太る、でも幸せ!


「私の方こそありがとう!帰り道わかる?」



確か、かなちゃん家から大通りをずっと右にまっすぐ進んで20分で着くはず。


「あ、帰り道はわかるんだけど……
私帰りにスーパー寄って帰ろうと思ってるんだけど、近くにあるかな?」


母上が人参とジャガイモと玉ねぎ買って来いって言うもんだからさ。

夜ご飯はカレーか肉じゃがかだろうな。