「有紗ちゃんに負けたなんて、これっぽっちも思わない!柊を取られなんて思ってない!」
亜美さんが一泊置いた。
「けど、そのしつこさだけは……認める。ばいばいっ、もう会いたくない!」
こないだの可愛らしい笑顔からは想像できないほど、恐ろしい顔をしてズンズン歩いていく。
やっぱり、売られたケンカは買うべきだよね?
よしっ!!行け私!
「私、亜美さんにすっごいムカついた!バカバカ言いやがってーって思った!!でも、亜美さんが言ったことも一理あるって思った!悔しいけど、認めたくないけどね!!話聞いてくれてありがとうー!私はまた会いたいよ!」
去っていく背中に大声をかけると、振り向きざまに思っ切りあかんべーと舌をだした。
あはは!かわいいなー。
私は友好的な笑顔浮かべてる亜美さんよりも今みたいな亜美さんの方が好きだな。
その方がわかりやすいし、本当の亜美さんって感じがして。
なんて思うと、自然と笑ってしまいそうになる。


