ほんとのキミを、おしえてよ。



「五十嵐くん、っはふ、面白い!ありがとう!」


笑いをこらえながらお礼を言う。


「それは良かった。じゃ、明日ね」


「うん!また、明日ね」


元気良く手を振って見送り。


五十嵐くんが教室を出ようとすると、

「王子、また明日〜」

「うん、明日ね」


たくさんの女の子たちに引きとめられて、一人一人に明日ね微笑みながら帰っていく。



はあー、それにしても笑った笑った。

笑ちすぎて体の中の酸素が足りないわ。

王子様にあんな特技があったなんて知らなかったよ。



って、あれ?私、五十嵐くんの席に何しに行ったんだっけ?

どういう経緯で五十嵐くんは校長先生の真似なんてしてくれたんだっけ?


はて?

自分の記憶を遡る。