五十嵐くんが、何でここにいるの?
どうして?この場所知ってるの?
と、いろいろ思うことはあるけど……
でもこんな状況で私、五十嵐くんに見られたくない。
五十嵐くんが深呼吸してる息遣いが聞こえてくる。
「俺、自分が思ってるほども亜美のこと吹っ切れてたみたいだ」
「「え」」
思いがけない言葉に口が勝手に開いた。
またもや亜美さんと声が揃った。
どういうことだってついこないだっていうか昨日まで、辛そうに話してたのは他でもない亜美さんのことだよね?
それなのに、吹っ切れたってどういうこと?
「だって俺、今好きな子いるから」
そう言ってる五十嵐くんは確かに迷いがなくて吹っ切れてて……って、違うよ!!
そんな冷静に五十嵐くんの状態分析してる場合じゃない!


