「昨日中村さんとショッピングモールに行ってたら偶然亜美に会ったんだ。
そんでさ、なんでかわかんねーけど、中学の亜美とのゴタゴタ気づいたら中村さんに話してたんだよ。
っんと、何がしたかったんだよ俺は。
よりによって中村さんに言わなくても良いものを。そんなのダサいって思われて当たり前。さっきから後悔しまくり。
だから俺は中村さんが好きとか、そういうんじゃないって言ってんのに美羽は聞いてくれない」
ここまで自分の感情さらけ出して言ったんだ。
これで美羽も納得して……
「は?何言ってんの?」
って、今度は晴かよ!
また厄介な敵を増やしてしまった。
『行け晴兄!』と美羽が拳を突き上げたのが視界の端で見えた。
この二人が組んだら余計めんどくせーな。
こっそりとため息をついた。
「だったら聞くけど、柊の知ってる有紗ちゃんは亜美のこと聞いてバカにするやつなの?
お前のことバレバレなストーカーするくらいマメで、俺と花那のことであんなに必死なる有紗ちゃんだよ。
なんでも全力で、陰口なんて嫌う、そんな子がお前のこと馬鹿にするやつだって、本気で言ってんの?」


