「はあー、いや、柊は俺より頭いいけど……つーかそれよりも!」
「そんなの知ってるよ!私が言ってるのはそうじゃなくて、自分の気持ちわかってるのに正直にならないお兄ちゃんを馬鹿だって言ってるの。認めないのがおかしいって言ってるの!」
遮って、美羽が続ける。
今、晴何いいかけた?
「美羽、晴もなにか言いたそうだし……」
と、口を話せば
「ヘタレお兄ちゃんは黙ってて」
ギロリと睨まれる。
「は?おい兄妹喧嘩か?なら後にしてくれよ、それよりも!」
「後にできないの!何よりも重要なことなの!お兄ちゃんの将来に関わるからっ」
そう美羽が言い切ったせいで、晴も言うに言えなくなってしまった。
はあ、仕方ない。
晴相手にも弁解しなきゃなんねーとは。
美羽はいつからこんな反抗的になったんだ?
と思いながらも言葉を発した。
「ほら、晴も美羽も知ってんだろ?俺が、亜美とその色々あったって……そっから誰も好きになれなくなってることも」
美羽はまだ不服そうで、晴の頭にははてなが浮かんでる。


