ほんとのキミを、おしえてよ。



自分でノートに書き込んだくせに、なんだかすごく紙を破りたくなる衝動に駆られる。


あー悔しい!

悔しい!でも、こんなんじゃ私はめげない!


私、試練があるほうが燃えるタイプなんだよね。

さあ、切り替えて次に行こう!


***


そして、放課後。

私は五十嵐くんの席へと足を運ぶ。


「五十嵐くん!」


帰る支度を終えた五十嵐くんに声をかける。


「中村さん、どうかした?」


ニコニコとしていて迷惑さはまるで感じない。


そんな彼に私もニコニコ微笑んで言う。


「何か一発芸して!」


「は?」


さすがの五十嵐くんもこれには予想外のようで驚きを隠せない様子。