ほんとのキミを、おしえてよ。



いつもみたいにぎゅーと花那ちゃんに、抱きついた。

つい、私の背中を撫でてくれる手に甘えてしまう。



「私は、そんなに褒めてもらえるような人じゃないよ。
頭悪いし周り見えないし……花那ちゃんみたいに可愛くないし自分のことばっかで嫉妬もするし」


ああダメだな。

自分で言ってて悲しくなる。
せっかく花那ちゃんに褒めてもらえたのに。

自分の短所ばっかり思いつく。

いつから私はこんなにネガティヴ女になったんだ。

こんなの、五十嵐くんが好きになるわけないよね。


「あーあ。なんで私、五十嵐くんが好きになっちゃったんだろう」


ため息混じりでこぼれた言葉。

その瞬間、私を撫でる手がピクリと止まる。


…………。


あれ、花那ちゃん?