ほんとのキミを、おしえてよ。



花那ちゃんは心底幸せそうに笑う。

普段からすごくかわいい花那ちゃんだけど、笑った時の花那ちゃんはそれはもう、


本当に、天使みたい。


私が何気なく言った言葉、こんなにちゃんと覚えててくれてるんだ。


「もう、嬉しくて泣いちゃうくらい嬉しかったな〜。
私、あの時有紗ちゃんと友達になれてなかったらそのまま晴くんとも別れてたかもしれない。
それに今みたいに学校生活楽しいなんて、到底思えなかった。
今までそんな風に言ってくれる子いなかったから」


嬉しかったな〜ってもう一度繰り返す。


そういえばあの時の花那ちゃん、今みたいに瞳が潤んでた。

瞬きしたら溢れそうな程だった。

あの時はただ、目が大きくてうるうるしてて綺麗だなって思ってたけど、あれはそういうことだったのか。


気づかないって私、どんだけ鈍いんだよ。


「だからね!!」


優しい柔らかい手のひらが私の両手を包み込む。

そのまま私に向かって優しく微笑む。


「有紗ちゃんはね、私にとって憧れなんだ。明るくて面白くて優しくて、大好きなの。
いつも私が困ってるとどうしたの?って声かけてくれるの」


目が合う。花那ちゃんが歪む。

今、目に涙が溜まってるのはどっちだろう。