ほんとのキミを、おしえてよ。



「ふ、ふんっ!今回のところは、これで勘弁してやってもよろしくてよ!」


そんな捨てゼリフを吐いて五十嵐くんの席を後にする。


っていうか!五十嵐くん、ほんとは古典苦手じゃないでしょ!

紫式部の詠んだ歌なんていちいち覚えてないわっ!


まったくさ、五十嵐くんの脳内どうなってるの?


おそらくはたから見たらふくれっ面であろう顔をしながら、自分の席に着く。


早くもノートを開いて、2ページ目。