ほんとのキミを、おしえてよ。



で、えーっと。私は今なぜこの状況なの?

昨日は確か五十嵐くんの家にお世話になって泊まらせていただいたんだよね。

で、夜は五十嵐くんの部屋で勉強して、寝るときは美羽ちゃんの部屋って話だったんだけど……


軽く部屋を見回してみる。

ここ、絶対美羽ちゃんの部屋じゃないし、見覚えあるからきっと五十嵐くんの部屋で間違えないと思う。


でもって最後の記憶が数学の問題集が解き終わったところだから……

あ!!そういうことか!


なるほど、五十嵐くんの部屋で勉強してたら寝落ちしたのね。

納得納得、謎は解けた。一安心。


「ん〜〜」


良い音!気持ちいいー!

腕を回して、伸びをするとポキポキと関節が爽快な音を立てる。

と、床にパサリと何かが落ちた。


「あれ?これって」

茶色のフリースのブランケットを手に取る。

あー、それで。

なるほど、あったかいわけだ。
五十嵐くんが、かけてくれたのかな?

そう思うと、なんだか手放しにくくなる。