ほんとのキミを、おしえてよ。


今日の五十嵐くん、五十嵐くんじゃないみたいだった。

でも、あの言葉は間違えなく五十嵐くんから発された言葉だし……


『俺だって何もしないとは限らないから』


もう、どうして頭からまとわりついて離れないの。

気にしない、わけないじゃん。

五十嵐くんが言ったこと全部、心の奥底にまで沈んでくるよ。

あんな言葉言われて気にするなとか無茶言わないで。

エアコンの効いている音、乾いた空気、火照った顔に鳴り響く言葉。


私、この前からずっと


五十嵐くんと二人になるたびにどうしたらいいかわからなくなる。

鼓動が乱れて、目が会うたびに逸らしたくてでも、やっぱり見つめてたくて。


上手く、言葉にできないの。


私は今、何を思ってるんだろう。


「はあーー」


天を仰ぎ深く深く息を吐いた。