ほんとのキミを、おしえてよ。



ああ〜もう絶対引かれた!!

だって五十嵐くんと同じ匂いでよろこんでるとかもはや変態か五十嵐くんのストーカじゃん。

そりゃびっくりもするし顔だって火照るわ。

どうして私はこう、いらんことばっかり言うんだろうか。


はあ、ダメだ。

もうこうなったら仕方ない。この場合は水に流して忘れよう。

集中、集中……!

きっとそうすれば気にしないで済むよね。


よし、気合いだ気合いだー!


心の中で拳を突き上げて、私も教科書に目を向けると、ああダメだ。

私の最大の敵、数学が牙をむいていました。


数学以外はなんとか解けるようになってきたけど、後回し後回しにしてきたせいで数学だけは出来ないに等しい。

教科書もノートも何が書いてあるかさっぱりわかんない。

もう眩暈してくる。

だいたい√とかΣとかどこの言葉だよ、変な記号見せられたってわかるわけないじゃないか。

数学の先生ってこんな記号見て楽しいのかな、ていうかこれをまず日本語だと信じて解いてるのがおかしい。


残念だけど私とは一生分かり合えないな。