「あ、話戻すけど有紗ちゃんはなんかご褒美いらねーの?」
うーん。ご褒美、ご褒美かあ。
なんだろう。
花那ちゃんを晴仁くんから一日中借りる、とか?
いや、その気になれば借りれるしな。
じゃあ、スイーツバイキング奢ってもらうとか?
あー、でもなー、やっぱもっと良いとの欲しいしな。
どうせなら、宝石とか……いやいや、さすがに高すぎか。
誰がそんなものくれるんだ。
あー、何がいいんだーー!もっと私の頭よフル活動せよ。
「有紗ちゃん、決まった?」
ふと、昨日の五十嵐くんが頭をよぎった。
哀しそうな切ない表情。
肩から伝わる温もり。
近くで感じる息遣い。
後悔してることがある、か。


