「っはは!俺が花那のことを?
はは、それはないよ。
うーん。俺、そんな風に思わせるような行動したかな?」
って言ってる五十嵐くんはまぎれもなくいつもの五十嵐くんで。
到底嘘をついている顔には見えない。
「いや、なんかよく花那ちゃんの頭撫でたり何かと気を配ったりしてるから……そうなのかなーと」
しかも後悔がどうのこうのって言ってたから、私はてっきり花那ちゃんのことが好きなのかと。
なーんだ、私の勘違いか。
なんか私の勘ってことごとく当たらない気がしてきたよ。
「あー、なんていうかさ。
花那のことは妹みたいに思ってんだよね。身内としてはほっとけないというか、そういう感覚。
あ、ちなみに晴も弟だと思ってるし。
だからそんな家族みたいに大切な二人の仲違いは見たくないんだ」
まあ確かに傍から見ても、五十嵐くんは晴仁くんと花那ちゃんのお兄さんって感じだよね。
なるほどね、家族か。
ふーん、そっか。そうなんだ。


