ほんとのキミを、おしえてよ。



はあーー。

全く、心配かけるくらいならずーーっとうざいくらいにラブラブでいてよね。

甘い甘い、ラブラブな二人でこそ私の好きな花那ちゃんと晴仁くんなんだから。

二人が元気なかったら、調子狂って仕方ない。

なんて思いながら、一人でクスッと笑ってしまう。


「まあ、晴くらい素直だったら後悔しないよな」


窓の奥の景色を見つめながら言う五十嵐くん。


「え!五十嵐くんでも後悔することあるの?」


その表情はなんというか、いつもの完璧王子五十嵐くん!……というよりは哀愁漂う王子様、って感じ。

この人ほんとどんな表情でも似合うな。


それにしても、予想外の答えが返ってきたよ!

なんでもこなしちゃう五十嵐くんでも後悔なんてすることあるのかな?


「後悔なんて、しない人いないって」


ははっと力なく笑う五十嵐くんはどこか遠くを見つめていて切なげな瞳。