「とぼけたって、無駄だもんっ、私見たから……
晴くんが、いずみさんって子と私に内緒で遊ぶ約束してるの見たもん!晴くんの部屋に2人で居るのだって……みたんだから!」
花那ちゃんの表情は泣いているような怒っているようないろんな感情でごちゃ混ぜだ。
聞いてる私まで苦しくなって、泣きたくなる。
「え、いずみって……」
「なんでっ、バイトなのに呼び捨てなの……!今まで晴くんからの呼び捨ては私の特権、だった、のに……っひく、も、私のこと、嫌いなの?……答えてよっ、晴く!?……え」
涙が溢れ出した花那ちゃん。
その、次の瞬間
「え!ちょ、っもご」
晴仁くんが花那ちゃんを引き寄せて……抱きしめた。
ちょっと待って、なぜそうなる!と叫ぼうとしていた私は五十嵐くんの手によって口を塞がれた。
あっぶない、急展開に驚きすぎて覗き見していたことをわすれてた!
バレるところだったじゃん!
セーフ、ギリギリセーフ!五十嵐くん、感謝!


