「ごめ……私、帰るね」
突然、ガタッと音を立てて立ち上がる花那ちゃん。声が震えてる。
「あ、花那ちゃんっ!」
花那ちゃんが走って出て行ってしまう。
「五十嵐くん、行こっ」
まだ注文する前で良かった!
会計する手間が省けた。
私と五十嵐くんもファミレスを出て花那ちゃん後を追いかける。
すると、曲がり角のところで花那ちゃんが強面のヤンキーっぽい二人組のお兄さんにぶつかってしまうのが目に入った。
あう、前見て走って無かったから……やばい、花那ちゃんが危ないよっ!
「ご、ごめんなさい」
花那ちゃんが必死に謝ってるのが目に入る。
「あ"、なんだよねーちゃん?泣いてんの?俺が慰めてやろっか?」
「結構、かわいい顔してんじゃねーか。ほら、こっちおいで」
ヤンキーさん二人が花那ちゃんの肩を引き寄せる。
やばい、これやばいって!
私の足もっと早く動いてよっ!こんなんじゃ、遅いから!


