ほんとのキミを、おしえてよ。



「あ!!」


さて授業の準備でもするかなーなんて思っていると、花那ちゃんには珍しく大声を出す。


「どうしたの?」


「次の時間現国だよね?私、ノートなくなっちゃったの忘れてたー!

今から買いに行けば間に合うかな〜」


うーん、と首を捻って悩むのを見て私は


「まだあと5分あるから間に合うよ!行こっ!」


花那ちゃんがお財布を持ったのを確認して、

手を引いて走り出す。


「廊下は走ったらダメだよー」


すれ違うときに聞こえた五十嵐くんの声。


え!?ちょっと待ってよ!

あの人廊下走ったことないの?

どれだけ優等生なの!?

やっぱり宇宙人!


残念ですが、そんな宇宙人の声は無視して走らせていただくけど!!