「多分。もう知ってると思うけど、 Eagletsは今。マネージャー を募集してるよな?」
そう言って私に問いかけた。あれ?それが私と何が関係あるんだろう?そう思ったけど、話を先に聞きた
かったのでコクリと頷いた。
「んで、色々条件があるみたいなんだ。確か、①運動がそこそこ出来る。②物事をテキパキ済ませること
ができる。③バスケットの知識が豊富。④人を癒やす能力が身についている。⑤観察力が優れている。
その他諸々。で。桜葉お前は、体育の成績が凄くいいし、いつも係の仕事はしっかりやっている。理科の
観察の授業の時は、いつも細かいところまで書いているだろう?まだ、入学から1週間くらいしかたって
ないが、これだけの能力が発揮できている。だから挑戦してみるのはどうだ?③については、これから勉
強すればいいし、④は、マネージャーになってから分かっていけばいい。お前にぴったりだと思うぞ。そ
うそうこれは秘密だが、内申にも響くらしい。」
そう言って私の肩をポンポンッと叩いた。見ててくれたんだ。何か………嬉しい。だって私の家族はそう
じゃないもの。お母さんは、五つ下の弟のゆぅくんのことで頭がいっぱいだし、お父さんはアメリカで仕
事してる。四つ上のお兄ちゃんは、なかなか会わないし喋らない。だから私を見ててくれる人は幼なじみ
の翼だけだった。でも………今はカナダで入院して、もう二年くらい会ってない。そんな状況だったから、
先生の言葉が妙に私の胸に響いた。そんな人が私のためを思って勧めてくれているのなら、マネージャー
もいいかなって思う。塾までに終わると思うし、しかも内申にもつくんだしね。だからすぐさま私は、
