「桜葉。ちょっと廊下に来い。話がある。」


そう言い残して私を手招きしてから出て行った。ど……どどどうしよう。いつも爽やかなのに今の先生は、


結構怖い顔してる。私なんかやったのかな?もしかして、前の授業の時に先生の話を聞いてなくて注意さ


れたことがあったからそれについて怒られるとか…………。それとも……。私は次から次へと想像が膨らんで


いった。このまま隕石が落ちればいいのに!そう思ったけど、現実はそう甘くなくて、烏丸先生がまた教


室に入ってきて早くしろっと私を急かした。はぁ。もう私の人生終わった……………。頭を抱えこみたい気分


だったけど渋々廊下に出た。…………。どんどん私の鼓動は早くなっていく。ドキン。ドキン。ドキン。す


るとようやく先生は口を開いた。