そんな事をいつものように考えていると、校長先生が挨拶をし、入学式が始まった。2時間くらいだった
かな?歌を歌ったり、説明があったり、先生の紹介があったりとかとにかく長かったんだ。早く終わらな
いものかとウズウズしてたけど、いつも異常に一分が長く感じた。
そしてようやく終わると、私達は、入学式だからいつもより早く帰ることになった。
はぁ………。帰ったらすぐに塾に行かなければいれない。中学生だから習いなさいってママがうるさいんだ
もの。いいんだけどさ。なんか......ね。そう思って歩いていると、激しい音と共に急に私のところに何か
が飛んできた。
「......っぶね!」
え?そう言おうとしたけど、遅かった。その何かは私に直撃!声もでずに、バタン.....と尻餅をついた。