伝説の女~元No.1ホスト

「俺と結婚前提にお付き合いしてくれますか?」とまさかの龍から告白を受けた。

私は頷いた。けど、ちゃんと自分の想いは伝えた。

「なら、ご挨拶伺った方が良いわよね?」と私は気が早いのだけど、言ってみた。

「うん。連絡はしとくから、後日ね」と龍は返す。

私の扱いに慣れてる龍は、交わすことも、ほんとに上手で、必ず私の話には耳を傾けてくれた。

私たちはしばらく走ってとあるカフェに入った。

そこは知り合いが働いてるカフェで

『RE・SYURANS』というおしゃれなお店だ。

ここのケーキが美味しいと有名で、司がここに来たいとこないだ話していて。

今度一緒に来ようという話をしたばかりだった。

「あー、いらっしゃい。瑞希、ん?恋人さん?」と私の知り合いのスタッフ、乃愛は言う。

「まーね」と私は言って深くは話さない。

「へぇー随分…いい男ね」と舐めるように上から下まで見る乃愛。

「当たり前でしょ‼彼は元No.1ホストよ?今だって、私にはずっとNo.1なんだから」と私がいうと、

「そう、羨ましい限りだわ。大切にしなさいよ?」と言われた。

適当に飲み物を頼んだ私。

オススメのケーキをつけてくれた乃愛。

「ありがとう!今度はちゃんと食べに来るわね。大切な人と」と私がいうと、

「あら?コイビトの前でよくもまあそんなことが言えるわね?」と乃愛。

「あ、大丈夫ですよ。お気使いありがとうございます。オーナー、あ、いえ、瑞希さんのことです。どなたと来たいのか、検討はついていますので」と龍は笑顔で対応した。

「あら、理解ある方で良かったわね!瑞希。瑞希のこと、よろしくお願いしますね!」と乃愛が何故か頭を下げた。

龍も何故かつられるようにして頭を下げた。

「じゃあね。ごゆっくり~」と声をかけて乃愛は去っていった。

後ろ姿も完璧な容姿端麗で、性格も美人、だけど少し天然で男慣れしていないところが乃愛の魅力。

私はついつい見とれてしまった。

「友だちさん?可愛いね。いい子そうだし」と龍は言った。

「でしょ?あ、でも口説かないでよ?男慣れあんまりしてないから」と私は言った。

「あのなりで男慣れしてないとかやベェな。口説きたい男は山のようにいるだろな」と言う龍に。

「当たり前でしょう?本人は気づいてないけどね」と私は笑うだけだった。