カジ君は何かを思い出したのかプッと吹きだした。
「だって、初めて会ったとき、DVDのケース、まるで汚いもんでも触るみてぇに指でつまんでたじゃん。あれ見て、『この子、絶対ホラー苦手なんだな』って思った」
う……。
そんな前からわかってたの?
だったらなんで入会させたのよ。
「と、とにかく。あたしは会員規約の“オカルトをこよなく愛すること”に違反してるわけですから……もう辞めるしかないんです」
そう言ったあたしの顔をカジ君はじっと見つめる。
そしてしばらくの沈黙の後、ゆっくり口を開いた。
「だったら、オレも辞めるよ」
「え?」
「だって、初めて会ったとき、DVDのケース、まるで汚いもんでも触るみてぇに指でつまんでたじゃん。あれ見て、『この子、絶対ホラー苦手なんだな』って思った」
う……。
そんな前からわかってたの?
だったらなんで入会させたのよ。
「と、とにかく。あたしは会員規約の“オカルトをこよなく愛すること”に違反してるわけですから……もう辞めるしかないんです」
そう言ったあたしの顔をカジ君はじっと見つめる。
そしてしばらくの沈黙の後、ゆっくり口を開いた。
「だったら、オレも辞めるよ」
「え?」


