好きっぽい★

カジ君の顔つきが変わった。

あたしが辞めるなんて思ってもいなかったのかな。

目を丸くして驚いてる。


「何で?」


「だって、もうバレちゃいましたよね? あたし、ほんとは怖いの……苦手なんです」


昨日の肝試し。

暗闇であんなに怖がってる姿見せちゃったんだもん。

いくらなんでも怖がりだってことバレてるよね。

そんなあたしにはサークルの会員である資格がないのだ。

もちろん辞める理由はそれだけじゃなかったけど……。


「ああ」とカジ君は呟く。


「んなの、最初からわかってたよ。何をいまさら……」


ええ?

あたしはカジ君の言葉にポカンと口を開けてしまう。


わかってたの?

それなのに、あたし、今までサークルをクビにならなかったの?