それは生まれて初めて経験した“一目ぼれ”ってヤツだった。
大学に入学して間もない頃、彼に声をかけられた。
「うちのサークルに入ってくんない?」って。
大学のサークル勧誘っていうのは、思っていた以上にしつこいものだった。
連日色んなサークルから声をかけられて、正直うんざりしていた。
だけど、その人の顔を見た瞬間、思わず「はい」って即答してしまった。
カジ君は子供みたいにクシャって顔を崩して「マジで?」って喜んでくれた。
その笑顔にあたしの心臓はズッキュンやられた。
「うち、女の子、なかなか入ってくんないんだよねー」
カジ君はビラを差し出して、活動内容などを説明してくれてたけど……
あたしの耳にはもう何も届かなかった。
ただ、彼の優しそうな瞳にずっとくぎづけになってた。
「じゃ、そゆことで。これからよろしくね」
気がつけば、入会の手続きは完了していた。
「ようこそ、オカルト研究会へ。ナギちゃん」
ポンと肩を叩かれ、ハッとして目をパチパチさせる。
「お……オカルトおおおお?」
大学に入学して間もない頃、彼に声をかけられた。
「うちのサークルに入ってくんない?」って。
大学のサークル勧誘っていうのは、思っていた以上にしつこいものだった。
連日色んなサークルから声をかけられて、正直うんざりしていた。
だけど、その人の顔を見た瞬間、思わず「はい」って即答してしまった。
カジ君は子供みたいにクシャって顔を崩して「マジで?」って喜んでくれた。
その笑顔にあたしの心臓はズッキュンやられた。
「うち、女の子、なかなか入ってくんないんだよねー」
カジ君はビラを差し出して、活動内容などを説明してくれてたけど……
あたしの耳にはもう何も届かなかった。
ただ、彼の優しそうな瞳にずっとくぎづけになってた。
「じゃ、そゆことで。これからよろしくね」
気がつけば、入会の手続きは完了していた。
「ようこそ、オカルト研究会へ。ナギちゃん」
ポンと肩を叩かれ、ハッとして目をパチパチさせる。
「お……オカルトおおおお?」


