そして隣のカジ君の部屋の襖を開けた。
電気をつけて、やっと心が落ち着いた。
部屋を見渡す。
正直、かなりホッとしていた。
なんといっても、オカルトサークルの代表だもん。
カジ君の部屋には何か怪しいものが置いてそうな予感がしてたんだ。
(人体模型とか、貞子の衣装とか、ヘンなお札とかさ)
だけど、予想に反して、この部屋はいたって普通だった。
ベッド、机、チェスト、本棚。
大きな家具はそれぐらい。
机にはデスクトップ型のパソコンが置いてあった。
ふいにパソコンの横に置いてあるものに目をやった。
それは卓上カレンダー。
8月19日のところに、小さな星印がついている。
その下にはシールが貼ってあって、そのシール上にカジ君の文字で
“サークル花火大会”って書かれてあった。
その日は、うちのサークルの花火大会が予定されている。
でも、あたしにとってはそれだけじゃない特別な日。
19日はあたしの誕生日でもあった。
なんて、カジ君はそんなこと知らないだろうけどさ。
電気をつけて、やっと心が落ち着いた。
部屋を見渡す。
正直、かなりホッとしていた。
なんといっても、オカルトサークルの代表だもん。
カジ君の部屋には何か怪しいものが置いてそうな予感がしてたんだ。
(人体模型とか、貞子の衣装とか、ヘンなお札とかさ)
だけど、予想に反して、この部屋はいたって普通だった。
ベッド、机、チェスト、本棚。
大きな家具はそれぐらい。
机にはデスクトップ型のパソコンが置いてあった。
ふいにパソコンの横に置いてあるものに目をやった。
それは卓上カレンダー。
8月19日のところに、小さな星印がついている。
その下にはシールが貼ってあって、そのシール上にカジ君の文字で
“サークル花火大会”って書かれてあった。
その日は、うちのサークルの花火大会が予定されている。
でも、あたしにとってはそれだけじゃない特別な日。
19日はあたしの誕生日でもあった。
なんて、カジ君はそんなこと知らないだろうけどさ。


