やっぱり!!
「ああああああああ!」
それ以上聞きたくなくて、思わず叫んでしまった。
「大丈夫です! わかりましたから! 皆まで言わずとも、わかりますとも!」
「あれ? キミ、ひょっとして……怖がってる?」
「まさか!」
両手を前に出してブンブンと振る。
「好きですよ! 大好きっす! その手の話題。夏はやっぱりこうでなくちゃね! そうですかー。出ますか。ハハハっ」
「おお! さすが、カジの後輩」
にっこり微笑むお兄さんに、あたしはまた、ハハって愛想笑いをした。
「じゃ、じゃぁ、あたしはこのへんで……失礼シマッス」
そう言って去ろうとするあたしをお兄さんが呼び止めた。
「どこいくの?」
「ああああああああ!」
それ以上聞きたくなくて、思わず叫んでしまった。
「大丈夫です! わかりましたから! 皆まで言わずとも、わかりますとも!」
「あれ? キミ、ひょっとして……怖がってる?」
「まさか!」
両手を前に出してブンブンと振る。
「好きですよ! 大好きっす! その手の話題。夏はやっぱりこうでなくちゃね! そうですかー。出ますか。ハハハっ」
「おお! さすが、カジの後輩」
にっこり微笑むお兄さんに、あたしはまた、ハハって愛想笑いをした。
「じゃ、じゃぁ、あたしはこのへんで……失礼シマッス」
そう言って去ろうとするあたしをお兄さんが呼び止めた。
「どこいくの?」


