その人と目が合い、その瞬間、心のナニカ、隙間が、埋まったような気がした。

私はその人から目が離せずにいて、ずっと見つめあっていた。


誰だろう。


名前は、なんて言うのかな。



そろそろ戻りましょうか、という看護士さんの声で、私はその人から目を背けた。