どうして、こんな所ににいるのだろうか。


前までは、隣にいた誰かと、楽しく笑いあっていたハズなのに。



伸ばした手は虚しく虚空を切り、だらしなく垂れ下がった。


私は元々はこんな所に居た訳では無いはず。

どこか、違う、温かくて、優しいなにかに包まれていたハズ。



なのに、どうして、私は何も憶えていない。