-優真side-
今思えば、一目惚れだったと思う。
ケーキ屋であるバイトに入ってきたコイツ
名前は満井 詩桜
緊張してるのか噛みまくりで面白かったけど正直そこまで興味は無かった
けど、それを一転させたのはその後すぐだった。
腹黒オーナーに教育係を任され、2人きりにされた時
"緊張" "申し訳なさ" "動揺"
思ってることがバレバレだった
クラスメイトに名前を忘れられてたのは…まぁ少しだけ思う事はあるが
それをなんとかしようとオロオロ考えてる姿
素直に可愛いって思った
自分にこんな感情があるなんて驚きだ
そして、詩桜が
自分で墓穴を掘ったりドジをする度に自然と笑みがこぼれて
自分が自分じゃないみたいだ。
それからのバイトは少しだけ楽しみになっていた気がする
だがそれも長くは続かなかった
…詩桜には好きな奴が居た。
相手は多分………颯大
そして、颯大にも好きな奴がいる
傍からみても両想いだなんてすぐわかった。
誰とでもフレンドリーな颯大でも詩桜には特別優しい
そして、詩桜が気を許してるように見えるのは颯大だけ。
邪魔なんかできるわけない。
それから俺は、諦めがつくように詩桜と一線引くようにした
時々、どうしようもなく奪いたくなる時だってある
"優真君~!"
…特に、美咲先輩といる時とかはな。
実際、これが詩桜だったら…なんて何度も思ったし

