放課後。
凛は、本気で高瀬くんのことを好きになったらしく、一緒に帰ろう!とせがんでいる。
高瀬くん優しいもんね。
あの凛が、誰かのために必死になっているのを見て、ちょっとだけ嬉しくなった。
「ことは、帰る?」
結美に誘われる。
「ごめん。杉浦くんと帰るんだ」
「そっか…。じゃあ、また明日ね」
…昨日までの私じゃ、結美とこんな話することも、なかったんだろうな。
人生は、1日で大きく変わる。
「あっ、杉浦くん」
杉浦くんが、真っ赤になった顔で現れた。
「じ、時間をくれ!」
「はい?」
おもわず聞き返した私をよそに、杉浦くんはどこかへと行ってしまった。
…もうだめなのかな。
なんとなく、そんな気はしていた。
いざ、そうなると……寂しいな。
そんなことを考えながら、急に高瀬くんのことを思い出した。
「お礼、言い忘れてた‼︎」
助けてくれた高瀬くんに、お礼も言ってなかったのか…。
つくづく自分にあきれる。
凛の誘いは断っていたし、もう帰ってしまったのだろうか。
屋上、行ってみよう。
私は屋上へと続く階段を上った。
凛は、本気で高瀬くんのことを好きになったらしく、一緒に帰ろう!とせがんでいる。
高瀬くん優しいもんね。
あの凛が、誰かのために必死になっているのを見て、ちょっとだけ嬉しくなった。
「ことは、帰る?」
結美に誘われる。
「ごめん。杉浦くんと帰るんだ」
「そっか…。じゃあ、また明日ね」
…昨日までの私じゃ、結美とこんな話することも、なかったんだろうな。
人生は、1日で大きく変わる。
「あっ、杉浦くん」
杉浦くんが、真っ赤になった顔で現れた。
「じ、時間をくれ!」
「はい?」
おもわず聞き返した私をよそに、杉浦くんはどこかへと行ってしまった。
…もうだめなのかな。
なんとなく、そんな気はしていた。
いざ、そうなると……寂しいな。
そんなことを考えながら、急に高瀬くんのことを思い出した。
「お礼、言い忘れてた‼︎」
助けてくれた高瀬くんに、お礼も言ってなかったのか…。
つくづく自分にあきれる。
凛の誘いは断っていたし、もう帰ってしまったのだろうか。
屋上、行ってみよう。
私は屋上へと続く階段を上った。
