にじいろ

***結美side***

「高瀬くんと付き合うことになりました。」
突然招かれたことはの家で、正座をしたことはに報告された。
「おめでとう」
心から嬉しかった。
あたしとことはがハブられて、高瀬がフォローしてくれたあの時。
ことはの隣はこいつが似合うなって勝手に思った。
「…えーと、誘ってくれたのにごめん。もう帰るね」
「あっ、うん!気をつけてね〜」
ことはは大きく手を振っていて、幸せそうだなって思う。

さてと、行きますか。
––––ピンポーーーン
「あーーおーーとーー」
蒼斗の家の前で蒼斗が出てくるのを待つ。
…今度こそ、振り向かせてみせる。