「好きなのやめなきゃって、この気持ちを消そうって思ってたけど。消せなかったんだ」
結美の笑顔が浮かんだけど、私は何も言えなかった。
「…これ、やる!」
牛の大きなぬいぐるみを渡される。
「見るたびに俺の事思い出して」
自分で言っておいて恥ずかしくなったのか、杉浦くんは「そ、それじゃ!」とそそくさと帰ってしまった。
「………ありがとう…」
杉浦くんの背中に向かって小さく呟いた。
こんな私を、好きって言ってくれて。
本当にありがとう。
「…ごめんなさい…………」
今でも高瀬くんのことを考える私は、杉浦くんに想われる資格なんてない。
結美の笑顔が浮かんだけど、私は何も言えなかった。
「…これ、やる!」
牛の大きなぬいぐるみを渡される。
「見るたびに俺の事思い出して」
自分で言っておいて恥ずかしくなったのか、杉浦くんは「そ、それじゃ!」とそそくさと帰ってしまった。
「………ありがとう…」
杉浦くんの背中に向かって小さく呟いた。
こんな私を、好きって言ってくれて。
本当にありがとう。
「…ごめんなさい…………」
今でも高瀬くんのことを考える私は、杉浦くんに想われる資格なんてない。
