**杉浦side**
別れようって言った俺に、ことはちゃんは『ごめんなさい』と言った。
それは、高瀬のことが好き。ということを指していた。
「これで良かったのかなー。」
今更になって、そんなことを思う。
二度目の告白は、すげー勇気を出したし。
こんなすぐに、しかも俺から。
別れることになるとは思わなかった。
「…ことはちゃんに必要なのは、高瀬なんだ。」
校庭の芝生の上で、寝っ転がる。
ここから見える屋上に、ことはちゃんはいるのだろうか。
目を瞑ると、ことはちゃんの笑顔が浮かんだ。
「蒼斗?」
声を発したのは結美だった。
「…大丈夫?」
心配そうに顔を覗き込む結美。
俺は、上半身を起こし、結美に寄りかかった。
「えっ?」
いつも冷静な結美が、珍しく動揺していたけれど、今の俺は誰かに支えてもらわないと、きっと泣いてしまうくらいにボロボロだった。
別れようって言った俺に、ことはちゃんは『ごめんなさい』と言った。
それは、高瀬のことが好き。ということを指していた。
「これで良かったのかなー。」
今更になって、そんなことを思う。
二度目の告白は、すげー勇気を出したし。
こんなすぐに、しかも俺から。
別れることになるとは思わなかった。
「…ことはちゃんに必要なのは、高瀬なんだ。」
校庭の芝生の上で、寝っ転がる。
ここから見える屋上に、ことはちゃんはいるのだろうか。
目を瞑ると、ことはちゃんの笑顔が浮かんだ。
「蒼斗?」
声を発したのは結美だった。
「…大丈夫?」
心配そうに顔を覗き込む結美。
俺は、上半身を起こし、結美に寄りかかった。
「えっ?」
いつも冷静な結美が、珍しく動揺していたけれど、今の俺は誰かに支えてもらわないと、きっと泣いてしまうくらいにボロボロだった。
