「あ、そうだったな…貴様等帰れ」

「なっ…!私はまだ――…」

「そうだよね…行くよ菜奈ちゃん」

文也はずるずると菜奈瀬を引きずるように去っていく。

この時初めて文也を使える奴だと思った。

「よし、保健室に行くか」

「お、おぅ…」