「河辺!遅いぞ貴様!一分遅刻してる」

「貴様って…もーいいから三木、早く後ろ乗れ」

三木 梢
茶髪のセミロング、ぱっちりとした二重にアヒル口が可愛らしい。見た目はおとなしそうだが口を開けば毒舌女王様である。

俺、河辺 慎太郎
黒髪に襟足を少し伸ばして前髪は斜めに分けている。若干ツリ目だがそこまでキツくないはず…

「今日は風が気持ちよいな〜…」

「まぁ、なかなかだな」

「お前は朝からつまらん男だなぁ〜!そんなんじゃ彼女できんぞ?え?」

「彼女はお前だろーが」

そう、俺たちは付き合って2ヶ月になる。

…はず、なんだけども。

「お前生意気言うなぁ!」

「何がやねん?!」

あ、思わず関西弁になってしまった。