屋上で夕日に照らされて佇む、私と、柊くん。


私は頭がふわふわしたまま、私と、柊くんを、見ていた…


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「和珠、それ、本気…?」




「あぁ。愛。俺と付き合ってほしい。」



学校の屋上でずっと友達だった和珠に告白された。



「でも…私達…」




ただの友達、だったんだよ?



「唯と、恵里菜に聞いたんだよ。だから、告った。」




唯と、恵里菜……


2人とも、言っちゃったんだね。私が、和珠のことを想っていることを。


「俺さ、2人に相談したんだよ。愛に振り向いてほしくて。そしたらさ…」



和珠は照れたように笑う。そんな彼が、愛しくて。



「和珠…あの…。私も、和珠が、好き…」



止め処なく溢れる気持ちを吐き出した。