シュガーポット


それから俺は日本に帰国し、フランスに来

るために別れた彼女を探した。



しかし彼女はいなかった....



1年たつと、俺にある知らせが届いた。


叔母・香(カオリ)からの知らせだ。



「和珠君が探している女の子は私の元にい

るよ。」


「!?何処に....!?」



「さぁ?それはあんた自身が考えること。あ

たしゃ教えることができないのさ。ほ

ら。正木が来る前にでていきな。教えても

らっただけでもありがたく思いな。」



「....わかった。ありがと。香さん。正木さ

んにもよろしく。」


「はいはい。またね。」



香さんは笑顔で手を振り、俺もそれに応え

るように微笑んだ。