絶望した俺と母さん。 そのうち母さんは仕事に行かなくなった。 しかし俺には前と同じように笑いかけてく れた。 そして........疲れが溜まっていたのか、 母さんは倒れた。 俺が病院に駆けつけた時には母さんは冷た くなって、父さんの元へと旅立った。 後から分かったが、母さんの腕からは必要 最低限のものを注入していた点滴の針が抜 かれていた。 母さんは父さんが亡くなってから、辛くて 仕方なかったんだろう。 針を抜いたのは、母さん自身だった。