「「「キャァァァァァ!大貴くんが来たぁ!!」」」



ん?何か廊下が騒がしい?



「おはよう。乃愛」



あ!大貴だぁっ

私に声をかけた大貴は自分の席に座った


ラッキーなことに大貴の席は私の隣なの


「大貴♪おはよう」

私が大貴にあいさつすると同時に

「キャァァァァァ!大貴くんっ!

今月のメンズミンミ買ったよぉ」



「もうっ!ユリカだけ抜け駆け〜

大貴くんっ私も買ったよ♡」


ウチのクラスで、いや学校で?



1番の大貴ファンのコンビ


一宮 ユリカと坂内 みなみ



大貴がたまに学校にくると


朝からすんごいテンションでその日1日大貴につきまとう


大貴もすっかり慣れちゃったらしいんだけどね



今日も大変そうだ…


「一宮さんと坂内さん、ごめんね

ちょっと乃愛と話しても大丈夫かな」



2人は一瞬私を鋭く睨んで、



最大級の笑顔で大貴に向いた



「「後で絶対お話してね♡」」


うっわぁ…怖いっ


女子って怖い!