「水持ってきたから飲んでから寝てね」


ベッドから延びてくる将人の手が手渡そうとした水じゃなく私の腕を取 って、そのまま将人の元へと引き寄せられてしまった。


「将人、
私は帰るから離して?」


直に感じる将人のぬくもりに、少しドキドキする。


「………将人…?
…寝ちゃったの?」


酔い潰れたからか眠ってしまった将人の可愛い寝顔を見ながら
私もいつの間にか意識が無くなっていた。