ブブブブ…

夕方に差し掛かった頃、
功太くんのスマホが鳴った。


「はい俺。
え、あぁうん、わかった。

篠崎悪い、うちの母親が急に仕事入ったみたいで、妹見ないといけなくなったんだ。」


「そっか、
じゃあ今日はこれで…」


「そうじゃなくてさ、
まだ時間大丈夫なら
妹と一緒に遊んでくれない?」


私の腕を掴んでにっこりと笑うから
断るタイミングを逃してしまって言われるがまま功太くんの家にお邪魔することになってしまった。




ガチャガチャ、キィ

「おにいちゃんおかえりぃ♪
あれ?おにいちゃんのかのじょ?
こんにちは!」


玄関を開けるとすぐに可愛い女の子が走って出迎えてくれた。


「おにいちゃんのおともだちだよ。
篠崎、これが妹のサエ。
さ、どうぞ入って」


頬を少し赤らめてもじもじしてる姿が凄くかわいい!


「おじゃましま~す」