いつものように手を繋ぎながら今日の試合を興奮して話している帰り道、 将人の口から珍しい人の名前がでてきた。 「陽兄ちゃんが帰ってきてるみたいでさ、今日の試合の結果言ったら、家に来いって。 なんかご馳走してくれるみたい。 家も前と同じユメの部屋の隣みたいだから一緒に行こう」 あの日の事を知らない将人は久しぶりの再会に嬉しそうな顔をしていて 行きたくないなんて言えるはずもなくて、 喜ぶ将人と一緒に陽一の部屋に行くことにした。