「…何で…こんな…」




全てが終わった後に、
朦朧とする意識と視界の中で
聞いた質問。


「…何て言って欲しい?」


陽一は微笑みながらそう言うと私の頭を撫でて頬にキスを落とした。




「………陽一なんて

………大嫌い…… 」



将人に会わせる顔が無くて
彼が目を覚ます前に逃げるように陽一の部屋を後にした。