3月の終わりに君は引っ越す。

部活の仲間と色紙やメッセージカードも書いた。

まだ、君がいなくなるなんて

信じたくない。

あの大好きだった笑顔で、


「冗談だよ」


って言ってくれることを

心のどこかで待ってるのかもしれない。


「・・・あと、一週間だね・・・」


私の声は風の音にかき消された。