「遅刻なんていい度胸してるな。寝坊か?」


うっ‥この声‥‥

顔を見なくてもすぐわかる
この声の持ち主は‥‥


「耕祐‥」

なんだもの‥

耕祐が私の目の前にいる

こんなふうに話せるなんて思ってもいなかったから

少し緊張する


「こ、耕祐には関係ないじゃん。私が遅刻しようが何をしてようが関係ない!」

あ‥‥

少しきつく言ってしまった
というか八つ当たりだ